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2008/01/09 mercoledi
とうとうというか、やっとというか、裏の古い家の取り壊しが始まりました。 昨年2月4日の火事の半年ほど前から、空き家になっていました。 何分にも古すぎる家でしたから、空き家になれば、近所では心配の種でした。 でも、実際の火元は隣の、古さでは引けをとらないのですが、人の住んでいる家でした。 大家さんの話だと、明治44年という棟札が出て来たそうですから、想像以上の古さです。 所謂家作造りで、当時としてもあまりいい造りではなかったと思うのですが、 関東大震災にも潰れなかったということです。 勿論筋交いなどというものは、震災後に入れるようになったものですから、 何処にも入っていませんし、土台も、大谷石に乗せただけです。 下屋と呼ばれる、縁側部分の屋根には、それでもちゃんと丸太が通ってます。 壁は勿論木舞掛けです。 竹を編んだ、この木舞が、思いの外、地震に強いのかも知れません。 何てったって、筋交いないのです! 瓦は、今ではもうこの辺では見ない、泥で葺いてます。 阪神の大地震で、すっかり人気を無くした瓦の葺き方です。 まあ、それにしても、住んでいた人はここで生まれ育って、離れがたかったとはいえ、 辛抱強かったこと!と思います。 時々どすんどすんと地響き。 我が家も揺れます。 そっと裏の窓を開けて進行状況を覗くのですが、埃が酷くて・・・ 喉がいがらっぽくなりました。 洗濯物も、1日家の中です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年01月12日 12時39分06秒
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