カテゴリ:食べる
2008/05/23 venerdi
珍しいアーティチョークが、ちょくちょく行くデパ地下のスーパーにありました。 以前、青山のスーパーに並んでいた物よりずっと立派です。 値段も安くなってる様な気がします。 淡路産となってましたが、少しは量産される様になったのでしょうか。 欧米では、ごく普通に、つまみのように食べられているようですが、 日本ではあまり馴染まれていないようです。 先ずこの姿に見惚れます。 あくが強くて真っ黒になるというので、レモンの絞り汁と、 序でに、絞った後の皮も放り込んで茹でます。 見かけはガチガチで固そうに見えますが、案外、早く柔らかくなります。 茹で上がりは、こんな風。 花びらなのか、萼なのか分からないのですが、外側から1枚ずつ剥がして、 根本にマヨネーズとかつけて、柔らかいところを、 歯でこそげるようにして食べていきます。 中に行く程柔らかくて、食べる部分が多くなります。 《この変な食べ方も、また楽しいのです》 最後に残ったのがこれ。 イタリア料理などで使われるのは、どうもこの部分らしいのですが、 じゃあ、ここまでのとこはどうしちゃうんだろう?と心配になります。 私がこんな食べ物があるということを知ったのは、 伊丹十三(その頃は一三)の確か『ヨーロッパ退屈日記』 自筆のスケッチ入りで、その頃はまだお目に懸かったことのない、 ブランド品のことなど書かれていて、若かった私は、 興味津々で読みました。 でも、実際口にするまで20年くらい経ています。 その本の中で紹介されてた食べ方がこれで、 従兄弟をロスに訪ねた時も、ゴロッと丸ごと出てきたものです。 そうそう、味は? ユリ根とかクワイとかいう方もありますが、 私は筍の穂先のよう と思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年06月02日 07時37分43秒
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