LA STANZA CHIARA　〜キアラの覚書〜

2008/10/02　gio.

この間、介護ブログに嵌ったということを他で言ったら、
是非読んで欲しいと勧められたブログに、今度は嵌ってます。

それは、昨年の９月頃、ＮＨＫ教育ＴＶの番組
福祉ネットワーク「ヒロさんと認知症とベトナムの空」に登場した、
ヒロさんの娘さんが書いているものです。

越後の農村で生まれ育った母親が、認知症になり誰も見ることが出来ないという時、
ベトナムのハノイ在住の娘が引き取って、ベトナムでの毎日の生活が綴られてます。

そんなわけで、、この前のものとは違い、一気に読み倒すことが出来ず、
毎日少しずつ読んでいます。
そこには、介護の問題だけでなく、ベトナムという国の日常が克明に描かれ、
そこで外国人として生活を立てながら、親の介護をしているわけで、
興味深いこと、考えさせられること満載なのです。

かつて、我が家の隣に、ベトナムからのボートピープルの一家が住んでいたことがあり、
他の東南アジアの国々よりも、私が特に親しみを感じる国であるということもあります。
その上、社会主義政権の国というのは、まだまだ私たちの知らないことが、
いっぱいあり、興味深いのです。

そんな、言ってみれば遠い国に、ひょいと連れてこられた認知症のヒロさんは、
何事もないかのように、実に飄々とマイペースで生きてます。
そして、そんなヒロさんをそのまま受け入れてる現地の人々がいます。

それはもう、とても一気に読んでしまうなんてことは出来ず、大事に読んでます。
そして、かつて隣に住んでいて、今は日本に帰化して隣区に住むSさんに、
無性に会いたくなってます。