テーマ:介護・看護・喪失(5323)
カテゴリ:91歳
2008/10/11 sab.
グループホームに行って、スタッフに最近の91歳の様子を訊くと、必ず、 「お元気です」と返事が返ってきます。 そして、顔を見合わせて、笑いそうになるのです。 あの騒ぎは何だったんでしょう 最近は盛んに立ち上がろうとして、この間は一人でベッドから降りて、 トイレに行こうとしてたし、失禁も殆ど無いし・・・ PTにちゃんとリハビリして貰った方がいいのではないか、 という意見がスタッフの中で出て来ているというのです。 私が思うには、本人は自力で歩きたいに決まっているし、というか、 自力で歩けると思っているから、ちゃんと指導して貰った方が安心出来る気がします。 ただ、認知症であるということは、果たして、その訓練が身につくかどうか、 つまり、ちゃんと効果が出るかどうか、全く予測つかないのです。 一方、スタッフとしてみれば、転倒とかいう可能性もあるので、それが心配らしい。 確かに、今の時代、直ぐにスタッフの責任云々する人がいるらしいのです。 ホームなどに入ると直ぐおむつに車椅子になってしまうと聞くのも、 単に人手が足りないというのでなく、事故を回避したいが為ということもあるらしい。 最近聞いた話でも、骨折したのは手だというのに、 デイサービスに行かせたら、車椅子に乗せられて帰ってきたと憤慨していました。 「その時はその時よ」 私はそう思うから、スタッフの人達にもそう思って欲しい。 いつか、トイレでちょっと腰を打ったということがあった時、介助してたスタッフが、 気の毒なほど心配してました。 そして、何事もなかったと分かった時、これまた驚くほどの安堵を見せたのです。 少なくとも私が介護するよりずっと彼らの介護の方が上手だし、 常に誰かが傍にいるなんてことは、家に置いていたらありえないわけで、 そこで、何かが起きれば、それはホントに事故以外の何物でもないのです。 そんなことを心配して、人の自由を奪わないで欲しいとも思います。 残された時間が僅かになっているのだから、先のことよりも、 今が少しでも快適なのがいいと思うのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年10月14日 00時50分13秒
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