カテゴリ:音訳ボランティア
2008/10/14 mar.
いよいよ録音に入ります。 プログラミングでメシが食えるか!? 昨年、新しい図書館が出来、すったもんだのあげく新しい録音室が無事完成した時、 図書館側から、みんなに一気に録音依頼が出て来た中の1冊。 ハナから、音訳の難しいものと承知で預かったのですが、 そのあとで、次々他の本の校正依頼が来るのです。 勿論、 「お預かりしている録音図書があるのですが・・・」 と断るのですが、 「あ~、そちらはあとで結構ですから、これを先にお願いします」 そのうちとうとう、録音も 「リクエストで、来月いっぱいで録音して貰いたいというのが来ています」 などというのが飛び込んで、それも、優先だやってくれと・・・ そして、春の異動で担当者が変わったのですが、まだ校正依頼が続きます。 その間も、この本の調査や下読みはぼちぼちやっていたので、 どうにか、校正者、職員との3者打ち合わせが出来るところまできたのですが、 今度新しく来た担当者は、 「そんなに大変なものを音訳するよりも、もっと需要の多い本を 沢山録音した方がいいのではないか」 などと言い出します。 しかし、視覚障がいを持つ職員は、是非欲しいと言います。 現に、大きな企業でプログラマーとして働いている視覚障がい者も何人かいるそうで、 プログラマーとしてやっていきたい人はもっといるはずなので。 結局、打ち合わせは基本的なことだけで、どー読むかという部分は、 殆ど読み手の私任せということになってしまいしました。 とはいえ、私がプログラミングできるるわけではないので、 専門用語の読み方など分かりません。 そこが音訳者の辛いところで、自分は門外漢のものでも、 音にしなくてはならないのです。 言葉の意味は調べられても、案外、読みが書いてあるものは少ないのです。 今回の場合は、普通の文章の部分は難しいこと何もないのですが、 特に〈コード〉というアルファベットで書かれたプログラミングの語の数々を、 プログラマーの方達の間では、実際どのように読まれているのかを知りたいのです。 何とか主要な言葉は、検索できるサイトを2つばかり見つけたのですが、 それはそれで、今度は、読みとアルファベットを併記ならぬ併読みするかどうかが、 悩むところです。 これが入門書のようなものだったら、迷わず、アルファベット読みですが、 この本は、ある程度出来る人が、よりよいプログラミングを作ることで、 メシが食えるようになろう! というものなので、全てアルファベット読みではウザイでしょう。 そんなこんなで、全ての問題が解決したわけではないのですが、 図書館の録音室が取れたところで、録音始めてみました。 他の本に比べて、集中力がうんと必要と思ったのと、今の我が家では、 とても録音の環境は作れそうもありませんから。 いざ、録音始めても、迷ったり決めかねることが出て来て、 脚注を入れる場所も変えてみたりとなかなか進みません。 声も随分回復したつもりでいるのですが、さすがに3時間もすれば痰が絡んできて、 たびたびやり直しです。 以前のように、1日で90分テープ1本仕上げるのは、もうの難しいかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年10月18日 14時22分05秒
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