LA STANZA CHIARA　〜キアラの覚書〜

2008/10/26　domenica


最近新宿で、妙に目立っている建物が、いよいよ完成して確か15日にオープンした筈。

a-のピアノ発表会の後、みんなと別れて、見に行ってみました。
当然ながら、建築中はフェンスに囲まれて、下の方は見ることが出来ませんから、
どうなってるのか分からなかったのです。

高く上に伸びてるタワーには、コクーンタワーとか名前が付いたらしいです。
そして、その脇にはもう1棟球形の建物が並んでいるのです。
そう、お台場のフジTVの建物の空中にぶら下がっているのと同じような球形です。
そういえば確か同じ丹下設計事務所の作品でした。
その球形が地上に降りてきたという感じです。



この2棟の間がエントランスになっているようなので、入ってみましたが、
両側に振り分けて入り口があるだけですぐに裏の道路に出てしまいました。

まあ、全館学校施設ということなのでしょうが、せめて、こんな入って直ぐのところに、
カフェとか売店とか、作ってくれたらいいのに、と思いました。

建築中は遠くから見る人に何だろ？何だろ？と興味を沸かせましたが、
いざ、出来上がって、近くで見れば、ど～ってことのない、
中で働く人にとっては、却って使いにくいんじゃないかというような印象です。

容積率という物が出来た当初のまま実行されているのであれば、
この建物も、当然もう少し距離を置いてみることになったのでしょうが、
規制緩和で、隣のビルとの距離が迫って、しかも超高層ビルの林立する西新宿では、
少々奇をてらった形でも、霞んでしまいそう。
これで果たして、生徒を呼べるのでしょうか。
学校といえども、大人を対象にしているのであれば、
もっと外に開いた感じが欲しいところです。