テーマ:路上観察(381)
カテゴリ:地域
2008/12/02 mar.
手創り市の日、鬼子母神参道のケヤキ並木が色づいてとても綺麗でした。 都電で91歳の病院に行こうと、 停留所に向かったのですが、 だいぶ前から空き地になって、 どうやら売り出されている様子の一角に、 工事中のフェンスが建てられ、 そこにはこんな看板が・・・ このあたり、参道沿いには、 主に江戸時代に、料理屋・茶屋などが広がって、 賑わっていた地域であるといわれています。 そういえば確か、鬼平の私宅がこの近くにあって、 この辺りの料理屋がよく出て来たような記憶があります。 この発掘で、お店と考えられる建物の土台(礎石)や柱の跡などが見つかっています。 さらには、全国的にも珍しい江戸時代の料理屋・茶屋の具体的な実像が、 明らかになってきているようです。 お店のすぐ裏手においては、生ゴミを捨てた土坑が見つかり、 中からは鯛やホウボウといった魚の骨から、アワビ・カキ・サザエの貝類が、 出土したそうです。 陶磁器類は主に有田焼の大皿や小皿・蕎麦猪口、瀬戸・美濃地方産の徳利やお椀などが、 数多く出土しているといいます。 また、地下室(ちかむろ)なども確認されているそうです。 実はこの辺りこのようなことは珍しくなく、最近は地下鉄だ、道路だと大きな工事もあり、 地下鉄副都心線雑司が谷駅も、出土品の為に、急遽出口を変更せざるを得なくなり、 区立図書館が1つ潰れた、なんて経緯もあったのです。 売り出し中とはいうものの、当分買い手は付かないのではないかと、 一寸同情したりします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年12月07日 01時01分36秒
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