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LA STANZA CHIARA 〜キアラの覚書〜

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2009年03月02日
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カテゴリ:グループホーム
2009/03/02 lun.

グループホームには、殆ど毎日実習生が来ています。
近くに専門学校があるので、そこの生徒さんが代わる代わる2日ずつ来ているのですが、
学校出てすぐというような人は殆どいなくて、年齢層は男女ともまちまち。

今日は30代後半という男性でしたが、9人の認知症高齢者の中で、とりつく島もなく、
もう殆ど固まっちゃってる状態。
自己紹介を、ということになったのですが、要介護度2くらいの人は、
ちょっと事実と違うというようなことがあっても、少しは離せるのですが、
91歳などは,自分の名前をいうのがやっと。

普通、自己紹介などがきっかけで、話が続いていくものでしょうけれど、
此処では、そんなこと期待出来るわけもなく、また彼は固まってしまいます。

彼には、出身地とか趣味とか話して貰って、同じ出身地の人もいるはずなのですが、
話しには繋がらないし、趣味が将棋では、これまたなんのつながりも出来ません。

皆さん資格を取って世の中の役に立とうと,学校に通っていらっしゃるのでしょうけれど、
資格を取っても、その先は遠いでしょう。

四肢が不自由な方の介護と、認知症の介護は、まるで違うと思います。
認知症の人は、他の人と同じように、ということが出来ないので、
どうしてもマンツーマンで対応しなくてはならないし、
方法も、同じことが別の人に通用することは滅多にないどころか、
同じ人でも、言ってることがコロコロ変わるのは普通。
常に、「今」に対応していかなければなりません。

その上、言葉が通じない。
こちらの言ってることが理解して貰えない。

介護のメソドの難しさと同時に、自分のやってることの評価が、対象者から貰えない、
というのは、仕事としてどうなんだろう。
結構辛いところじゃないかと思ったりします。

せめて社会的に、こういう仕事が本当に理解されて、
報われる世の中であって欲しいのですが・・・





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最終更新日  2009年03月05日 23時04分43秒
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