テーマ:介護・看護・喪失(5317)
カテゴリ:グループホーム
2009/03/02 lun.
グループホームには、殆ど毎日実習生が来ています。 近くに専門学校があるので、そこの生徒さんが代わる代わる2日ずつ来ているのですが、 学校出てすぐというような人は殆どいなくて、年齢層は男女ともまちまち。 今日は30代後半という男性でしたが、9人の認知症高齢者の中で、とりつく島もなく、 もう殆ど固まっちゃってる状態。 自己紹介を、ということになったのですが、要介護度2くらいの人は、 ちょっと事実と違うというようなことがあっても、少しは離せるのですが、 91歳などは,自分の名前をいうのがやっと。 普通、自己紹介などがきっかけで、話が続いていくものでしょうけれど、 此処では、そんなこと期待出来るわけもなく、また彼は固まってしまいます。 彼には、出身地とか趣味とか話して貰って、同じ出身地の人もいるはずなのですが、 話しには繋がらないし、趣味が将棋では、これまたなんのつながりも出来ません。 皆さん資格を取って世の中の役に立とうと,学校に通っていらっしゃるのでしょうけれど、 資格を取っても、その先は遠いでしょう。 四肢が不自由な方の介護と、認知症の介護は、まるで違うと思います。 認知症の人は、他の人と同じように、ということが出来ないので、 どうしてもマンツーマンで対応しなくてはならないし、 方法も、同じことが別の人に通用することは滅多にないどころか、 同じ人でも、言ってることがコロコロ変わるのは普通。 常に、「今」に対応していかなければなりません。 その上、言葉が通じない。 こちらの言ってることが理解して貰えない。 介護のメソドの難しさと同時に、自分のやってることの評価が、対象者から貰えない、 というのは、仕事としてどうなんだろう。 結構辛いところじゃないかと思ったりします。 せめて社会的に、こういう仕事が本当に理解されて、 報われる世の中であって欲しいのですが・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年03月05日 23時04分43秒
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