テーマ:今日のこと★☆(106288)
カテゴリ:講演会・講習会
2009/03/07 sab.
毎年楽しみにしている昭和のくらし博物館のシリーズ講演会 「火鉢を囲んで建築の歴史」が始まりました。 今日第1回の講師は、建築家藤森照信さんと組んだ、 西洋館の写真でお馴染みの写真家増田彰久さんでした。 でも今日は西洋館の話しではなく、というか、 残っている西洋館はもうとっくに撮し終えて、次に取り組んだのが、 橋とかトンネルだとか給水塔だとかなのだそうです。 これらをなんと読んでいいのか分からずに困ってた所、 文化庁が、これら日本の近代化に貢献してきた建造物を 「近代化遺産」呼ぶようになったのだそうで、 今日はそれらを見せて戴きました。 私はこれまで、江戸時代のいいものを、 明治政府がことごとく排斥してしまったと言ってきました。 でも、開国以来、世界でもまれに見る迅速な近代化ができたのは、 このようなインフラの技術の、レベルの高さにあったのです。 それは、もともとあった江戸時代からの職人の腕の確かさと、 誰もが読み書き出来たために、外国の技術を速やかに取り入れることができたからこそ、 適ったことなのでした。 今でも見られるもの、もう壊されてしまったもの、 実にたくさんの写真を見せて戴きました。 夕方6時に始まって、7時・8時と柱時計がボンボン鳴っても話は尽きず、 その後の質問も含めて,大分時間をオーバーしてしまいました。 当時の政府が、お金に糸目をつけず、欧米から時術者を呼んで造らせ、 その技術を習得しただけでなく、更に発展させていった日本の職人たち。 今更ながら驚くばかりです。 こういう底力が今もあるとすれば、この大不況もなんとか乗り越えられるのでは? などとも思ったりしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年03月09日 04時26分27秒
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