テーマ:今日の出来事(292897)
カテゴリ:91歳
2009/05/11 lun.
昨日は母の日でしたから、何かプレゼントを持って行きたいと思っていました。 数日前、介護福祉玩具というのをTVで紹介しており、その中には、 母のいるグループホームでも、よくみんなが遊んでいるゲームなどがありました。 でも、すでに要介護5の91歳は、そのようながゲームなど全く分からないし、 関心もないので、加わることはありません。 唯一どーかな?と思ったのは、動くぬいぐるみです。 といっても、あまり激しく動くのでは怯えたりしかねませんから、 一寸歩いて、声を出すくらいがせいぜい。 トイザらスで、ほどほどのを買って、持って行ったのですが、 「これどこから持ってきたの?」 「母の日のプレゼントよ」 「ふ~ん」 さっぱり関心を見せません。 子どもの頃は犬を飼ってたし、飼いたいけど留守に出来なくなるからと、 いつも言ってて、気に入ったぬいぐるみを買って我慢してたので、 大喜びはしないまでも、少しは興味持ってくれるかと思っていたのですが・・・ 歩かせて見せてもちらっと見るだけで、何も言わず、 ひょっとして本物の犬と玩具の区別が出来なくなってる? キャンキャンといっても、 「何の音?」 やはりもう、遅かったのでしょうか。 すると同じ利用者のHさんが、あら、可愛いと言いながら、すっと犬を抱き上げて、 自分の座ってた方へ持って行ってしまいました。 そして、干し上がって畳む前の洗濯物の仲から、タオルのような敷物を引っ張り出して、 犬をその上に置きます。 次に、他の人の飲みかけのコップを犬の前に置き、おやつの残っている別の人のお皿も、 並べて、犬に食べなさいと勧めてます。 ヘルパーさんが心配して私に、 「いいんですか?」 「皆さんで楽しめればいいじゃないですか」 91歳は相変わらず見向きもしないのです。 気がつくと、Hさんは犬を抱いて、おやつのお皿を持って、台所に入っていきました。 どうやら、お皿の上のお菓子が大きすぎて、犬が食べないから、 小さく切ってくれと頼んでるようです。 彼女は、91歳より介護度は2段階ぐらい低いはず。 でも、生きてる犬と区別が付いていないのでしょうか? それとも分かっていて、ままごとの様なことをしているつもりなのでしょうか? いずれにしろ、どうやら彼女には気に入って貰えたようで、 これが認知症によい効果があるのだとすれば嬉しいのですが。。。 こんな風に、認知症は1人1人症状が違うので、万事に置いて、ヘルパーさん達は、 千差万別の銘々に適った対応をしなくてはならないのですから、 マニュアルやら僅かばかりの経験ではどうにもならないのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年05月14日 21時26分49秒
コメント(0) | コメントを書く
[91歳] カテゴリの最新記事
|
|