LA STANZA CHIARA　〜キアラの覚書〜

2009/06/15　lun.

どうしてこんな事になっちゃったの？と思うのですが、
昨日見せて戴いたY家のお墓とご自宅は目と鼻の先なのに区が違うのです。
間には車も通れないような細い道が通っています。


墓守を一寸抜け出してお宅の方へも伺わせて戴きました。
お庭の隅に大きな木が聳えています。
一瞬、何の木か分かりません。


よくみれば間違いなく檜なのですが、のびのびと育つに任せると、
こんな姿になるのでしょうか。
家の柱にするのは難しそうですが、樹皮はこれだけでも小さなお社葺けそうです。

樹齢何年くらい？

ただただ感心して見上げるばかりで、訊きそびれました。


庭の隅には、お稲荷さんもありました。
この辺りでは、個人のお宅にお稲荷さんがあるのは珍しくないのですが、
これはまた立派な物です。
何でも、かつては他のところにあったのですが、道路の関係か何かで、
移したのだそうです。
その頃から近隣の信仰を集めていたようですが、
今も毎日お参りにいらっしゃる方があるので、毎日のお供えは勿論、
朔日15日にはお赤飯と、習慣を守っていらっしゃるそうです。

所謂土地の名家の小難しさは微塵も見えない、明るく楽しい奥様でした。