LA STANZA CHIARA　〜キアラの覚書〜

2009/06/29　lun.


解体工事中の元司教館を，昨日、囲いの隙間の狭いとこから、
ちょっと覗いてみました。

6月1日から始めると聞いていた割には、意外に進んでません。


上の階から解体していくのではなく、端から切るように壊しているのでしょうか。

戦災で焼け残った1階部分に，戦後まだ貧しかった頃に、2階を乗せたので、
耐震的にきわめて危険と、再三注意を受け、実際2階にいると、
震度２の地震も震度４くらいに感じると聞いていましたが、
こうして内部の構造体が露出されてみると、うなずけます。

外観は捨てがたい趣のある建物でしたから、
残して欲しいと思った人も多かったようですが、こうしてみると、
やはり壊すしかなかったと思われます。

それだけでなく、司祭の高齢化や、遠方からの来客時のことなど考えると、
今回の計画は、現状での唯一の選択だったように思えてきます。