テーマ:旅のあれこれ(10252)
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2009/08/24 lun.
翌朝、妻籠から馬籠に行くバスの時間を訊きに観光案内所に行くと、 「吊り橋の桃介橋は見てきました? 200mほどのところでまだ時間もあるから是非見てらっしゃい」 といわれ、じゃ~と大した期待もせずに、何か民話にでも出てくるような名前の橋だな、 なんて思いながら行ったのでした。 道を逸れていざ、橋の袂に着いてみると、その目の前に現れたのは 吊り橋と行っても太い材木で組まれた、トラスの美しい橋でした。 日本の電力王とまで呼ばれ、 この辺りに次々と水力発電所をお作りになった福沢桃介さんと仰る方が、 読書(よみかき)発電所の工事のために掛けたものだそうで、 発電所と共に重要文化財に指定されてるそうです。 こんなにキレイなのは勿論復元された物だからですが、 無駄のないこの形が何とも美しい バスに乗り一山越えたところが馬籠宿です。 妻籠から7.7kmだそうです。 運転手さんに勧められるまま、宿場の入り口より1つ手前で降り、 恵那山を望む展望台や高札場を見て、街道の坂道を下りました。 街道は御影石と木曽石が綺麗に敷き詰められ、とても歩きやすくなってます。 中程に島崎藤村の生家本陣跡藤村記念館があり、 これはたしか、第1回建築学会賞受賞の故谷口吉郎の名作でもあるのですが、 どうも文学館のたぐいはあまり見る気がせず外観だけでいいことにしました。 馬籠宿の南端の枡形跡には大きな水車小屋があり、下ってくる水で豪快に廻っていました。 坂を下りきった宿場入り口で、昼食をとりながら中津川行きのバスを待ちます。 名古屋経由で帰路につきましたが、 途中一寸足を伸ばして末期癌の叔母のお見舞いに行きました。 まだ抗がん剤1回だけで、あまり病み窶れしないうちにお見舞いできたので、 ひとまずホッとしてこの旅は終わりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年09月12日 15時51分45秒
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