テーマ:音訳ボランティア(25)
カテゴリ:カテゴリ未分類
2009/09/07 lun.
雑誌校正日。 今月は「歴史読本」のお当番で、特集は中国史。 難航するのではないかと思いましたが、わりとスムーズに進みました。 2人の読み手も慣れた人でしたし、校正で組んだ相方も気心が知れてましたから、 お昼のミーティングの時には3巻聴き終わってました。 戊午をイヌウマと読んでおり、これはツチノエウマではないか と言う問題を出した時、中国の話なので、ボゴがイイという人も出て来ました。 そうすると、甲子もキノエネではなくカッシと読むことになります。 甲子夜話は、固有名詞でもあるので、必ずカッシヤワと読みますが、 資料からの引用でもない箇所ではキノエネが解りやすいのではないか。 とすれば、ここはツチノエウマ。 さて、家に帰って落ち着いて調べてみれば、戊という字と戌の字は、明らかに違うのです。 ところが、あの時点で、居合わせた10人の誰もがそれに気がついていなかったのです。 これは大きな問題です。 もっとも初歩のところを見落としたまま論じていたのです。 気がついていればイヌウマと読むのは間違いであることは明白で、 それに気がついていれば、当然ミーティングに出すようなことではなかったわけで、 その後の論戦には発展しなかったわけです。 これを怪我の功名というのか、無駄な時間を費やしたと思うのか・・・ ただ、雑誌が戊を戌とミスプリントしてたという可能性もまた、なきにしもあらずで、 もう1度原本を確認しておく必要がありそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年09月19日 07時34分55秒
コメント(0) | コメントを書く |
|