カテゴリ:グループホーム
2009/09/22 mar.
ホントは今日は私の誕生日。 でも、昨日のうちに、いつものように近所の電器屋さんから赤いバラが2本届いただけ。 やはり昨日、92歳のところに、敬老のお祝いが、町会から届いたのだけれど、 これも随分前から、文明堂のカステラだけ。 以前、世の中景気がよかった頃は、区と町会からお祝い金などが出たものでした。 例えカステラ1本であろうと、グループホームに持って行かなくてはと、 午後も遅くなってから行ってみました。 勿論、敬老のお祝いといっても、本人何のことか分からず、まして袋のままカステラ、 といって見せてもカステラとは何かも思い出せないでしょう。 とにかくまた喋り通し。 あっちを向いて、こっちを向いて、訳の分からないことを言うのです。 よく、駅のコンコースや街の中を、1人勝手に喋りながら歩いている人がいますが、 当にあんな感じなのです。 その中には、時に、攻撃的な言葉が入ったり、拳を振り上げたりしますから、 見ていて愉快なことばかりではありません。 勿論、言葉はつじつまの合わないことばかりですし、 振り上げた拳だって、力があるわけでもなく、というかそれ以前に当たるはずもないのですが、 私としては、お世話になっているスタッフの方達に申し訳なく、 もう少し、穏やかでいて貰えないかと思うのです。 でも、スタッフは、面白くて楽しいのだと言うし、可愛いとまで言ってくれたりするのです。 果たして全部の人がそう思ってくれているのか、不安なのですが、 他の部署にも92歳のファンがいて、ちょっとの時間を見て会いに来てくれたりするというのですから、 ただただ有り難いと言うしかないのです。 おそらく、家族だったら物理的にもそんな余裕はないですし、 そんな見方ができるなんて、とても想像つきません。 来月半ばで、入所5年になります。 チョコチョコ熱を出してるそうですが、直ぐに下がって、食欲もあるので、 敢えて病院には連れていかないでいいと話し合っています。 連れて行けば水分の取り方が少ないからとかで、点滴、 更には入院ということになりかねないからです。 ホームにいる限り、車椅子であっても、朝目が覚めれば起きて部屋から出て、 みんなと一緒に食事をし、トイレにつれてって貰ってという生活があるのです。 入院してしまえばベッドの上だけの生活になってしまいます。 もう殆ど自分で歩くことはなくなったようですが、ベッドから車椅子へなどの移動であれば、 介助して貰いながらも、自分の足で瞬時なりとも立っているのですから、 今はもう、残された僅かの能力を少しでも失わないようにすることだけです。 いろいろ分かってと言うか納得していることなのですが、 会いに行くだけでいつも、心身ともにとっても疲れてしまうのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年09月27日 17時24分52秒
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