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LA STANZA CHIARA 〜キアラの覚書〜

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2009年12月17日
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カテゴリ:こんな日
2009/12/17 gio.

一昨日は、行くはずだった映画は断念しましたが、やっぱり観たいのです。
あのあとちょっと調べてみたら、その日はサービスデーで、1000円の日。
だからみんなはその日に決めたのかもしれませんが、
シルバー料金の私はいつも1000円なわけで、
まあ、他の日に一人で行ってもいいのです。

それに、そんな日はきっと混むのでしょうから、別の方がいいかも!?
と、あっさり諦めたのですが、ところが、どうやら明日が最終日なのです。
もうこれは、今日行くしかありませんクール

シチリア、貴族 、イタリア統一

とくれば、ヴィスコンティ「山猫」を思い出さずにはいられません。

でも実は、原作が書かれたのはこちらが先で、
「山猫」に多大な影響を与えているのだそうです。

とはいえ、映画の描き方はまるで違いました。
ヴィスコンティが華麗な舞踏会を延々と見せたりして、
貴族社会への憧憬とというか郷愁を思わせたのに対し、
こちらは貴族社会を、完全に否定しているように思えます。

といっても、主人公は父親に逆らって、修道院に入れられたり、
旅に出されたりするのですが、
そこでも、あくまでも貴族の子弟として扱われているのです。
そして最後には、父親が死ぬと、父親の遺産も権力も受け継いだまま、
新しい形の権力者になっていくのです。

まあそういう、何となく割り切れないというか、
矛盾(?)を感じたりしてしまうのですが、
それがイタリアなんだと、妙に納得もしてしまうのです。
なんてったって、今のベルルスコーニにしたって、
あのような人物を選んで権力の座に置くイタリア人て、

やっぱりおもしろい大笑い

絢爛たる衣装を身につけた文句なしのイケメン美女達。
次々起きるとんでもない出来事。

やっぱりイタリアは面白いのだ~

最後に主人公が呟きます。

「イタリアはできた。
 イタリア人ができるのはいつだろうか」
大笑い





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最終更新日  2009年12月20日 22時34分04秒
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