テーマ:映画館で観た映画(8573)
カテゴリ:こんな日
2009/12/17 gio.
一昨日は、行くはずだった映画は断念しましたが、やっぱり観たいのです。 あのあとちょっと調べてみたら、その日はサービスデーで、1000円の日。 だからみんなはその日に決めたのかもしれませんが、 シルバー料金の私はいつも1000円なわけで、 まあ、他の日に一人で行ってもいいのです。 それに、そんな日はきっと混むのでしょうから、別の方がいいかも と、あっさり諦めたのですが、ところが、どうやら明日が最終日なのです。 もうこれは、今日行くしかありません シチリア、貴族 、イタリア統一 とくれば、ヴィスコンティの「山猫」を思い出さずにはいられません。 でも実は、原作が書かれたのはこちらが先で、 「山猫」に多大な影響を与えているのだそうです。 とはいえ、映画の描き方はまるで違いました。 ヴィスコンティが華麗な舞踏会を延々と見せたりして、 貴族社会への憧憬とというか郷愁を思わせたのに対し、 こちらは貴族社会を、完全に否定しているように思えます。 といっても、主人公は父親に逆らって、修道院に入れられたり、 旅に出されたりするのですが、 そこでも、あくまでも貴族の子弟として扱われているのです。 そして最後には、父親が死ぬと、父親の遺産も権力も受け継いだまま、 新しい形の権力者になっていくのです。 まあそういう、何となく割り切れないというか、 矛盾(?)を感じたりしてしまうのですが、 それがイタリアなんだと、妙に納得もしてしまうのです。 なんてったって、今のベルルスコーニにしたって、 あのような人物を選んで権力の座に置くイタリア人て、 やっぱりおもしろい 絢爛たる衣装を身につけた文句なしのイケメン美女達。 次々起きるとんでもない出来事。 やっぱりイタリアは面白いのだ~ 最後に主人公が呟きます。 「イタリアはできた。 イタリア人ができるのはいつだろうか」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年12月20日 22時34分04秒
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