カテゴリ:キアーレの旅物語
いよいよ、明日でキアーレの
快適独身生活も終わり・・・・・。 例年、この夏の時期に キアーレはほんの数日 独身になれる。 息子のキャンプとダンの出張。 そして、毎年、キアーレは 一人旅をしてきた。 で、今年。 おーーーーーい。 どうしてしまったものか・・・・ 大掃除やら 仕事に追われ なんと、今年は旅行にいけず うっぷん たまりっぱなし! このままではいけない! と思ったキアーレは 急遽、昨日小旅行に出かけた。 そこは、ミラノから約30km。 Lodi(ローディ)という街。 電車で30分くらいなのよ。 旅行誌にも紹介されているし 「ガンベロ ロッソ」のレストランもあるし。 ※ガンベロ ロッソとは、ミシュランのイタリア版みたいなもの。 で、朝からばたばたと出かける準備。 しかっし! なんと、今日は鉄道のスト・・・。 まじか・・・・なんでこうかなあ・・・。人の出ばなを挫きやがって。 で、調べてみたらミラノのはじっこの方から 長距離バスが出ているという。 そうか、それで行こう!といざ出発したのである。 その長距離バスで、走ること約50分。(ちなみに料金1.90ユーロ) Lodiに着いたのだ。 まずは街の真ん中にあるドゥオモを覗かねば・・・と ドゥオモを訪ねる。 時計台が印象深い。時計がとっても大きいし。(でも壊れている) で、もちろん中へ・・・。 意外と地味なの。冷房がなくてもひんやり気持いい。 そこが歴史を感じさせるわ・・・。 で、フレスコ画がたくさん残されていたの。 正面にはこんなにキレイな保存状態のフレスコ画。 すぐ触れる柱にも、神秘的なフレスコ画。1300年から1500年代のものらしい。 でも触るのは我慢しました。はい。 お祈りをしている人もいたので そっと失礼して、 次は、インコロナータ教会という ルネッサンスの美術の至宝といわれている教会へ。 ここにあるキリスト誕生がテーマになっている 「4枚の板絵」というのをを楽しみにしておりました。 これなんですがね、外側の4枚が イエス・キリストの誕生にちなんだ 「受胎告知」や「聖母の訪問」なのです。 が、なんだか、ずいぶんとキレイじゃないか??? で、よーーーーく見ると これらの絵は、外国の美術館への貸し出し中とのことで、 キアーレがふむふむと感心して眺めたのは コピーだったのでした・・・。はあ、またもや残念。 でも、この教会、すっごい派手な装飾が施され 先ほどのドゥオモとは、雰囲気が正反対。 青と金の装飾がいっぱい。 で、 生首のような彫刻に ドッキリ・・・。 (お化け屋敷じゃないんだから・・・) と、教会を後にして お楽しみ、ランチです。 さきほども紹介した、ガンベロ ロッソで認められた レストラン。「Tre gigli all'incoronata」という名前です。 入り口が意外と質素で、入り込んだところだった。 ふと見ると、入り口には、フランスから始まった 「Jeunnes Restauranterts d'europe」という 若いコックが活躍しているレストラン協会にも選ばれていたのだ。 おおおおおーーーーー。なんと。すごいレストランに すっごいラフな格好できてしまったぞ。 若いコックに挨拶しとこうかしら!? ま、いいか。ということで 本日のスペシャルランチを食べることにした。 スタートはスモークサーモン。 こんなにいっぱい!? でも、生臭くなくって でも生に近くって・・・・味付けはオリーブオイルのみ。 いとも簡単に、キアーレの胃袋へ入っていきました。 そして続いては、手打ちのパスタ。トマトとバジリコ風味。 美味い! 定番のトマトとバジリコなのに、私が作るのとはエライ違い。 その後は、チーズの盛り合わせ(6品)とデザートという流れでございました。 ワイン?もちろん、いただきましたよ。 お薦めのワインを1杯ください。というと 出てきたのは、こちらでした。ミラノやローディがある ロンバルディア州の北、ソンドリオという地方の赤ワイン。 とってもまろやかで深みがあり、香りもたっぷり。 レストランの地下にあるワイン貯蔵室を見せてもらい 同じワインを買ってきました。 さて、おなかも満足したし 酔いも冷まさなければ、とバールで 景色を眺めながら、ゆっくりお茶することに。 あれ、雨? 晴天なのに、水しぶきがかかる・・・・??? とバールの外の席で、上を見ると、なんと!!! パラソルから、ミストを噴出していたのだ! 見える??? わかる??? 細かい霧が、プシューーーっと出てくるの。定期的に。 でもぬれない程度っていうのがすっごく画期的。 気持ちよかったです。 はい。 で、街中をブラブラして お惣菜やさんで、Lodi名物のチーズ 「raspadura(ラスパドゥーラ)=引っかくの意味」を 購入。今夜のおつまみです。 丸い大きなチーズを 出刃包丁のような幅の広い包丁で 表面を削るの。だからカンナで削った木のくずのように 薄いヒラヒラしたチーズ。胡桃までつけてくれました。 たった、一日。それも日帰りだったけど 今年も家族抜きの旅行はよかったな。 ミラノの近くにも、まだまだ知らない素敵なところがあるんだと 実感した今日の旅。 また、どこか、探してみよっと。 ということで、長い日記になりました。読んでくれてありがとう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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