本日は、サルデーニャ島で食べた

ある夜の

ちょいとワイルドな夕食メニューを

ご紹介。

「サルデーニャ島に行く」って

イタリア人と話をしたりするとね、

必ずコレだけは食べておけ！っていうものが

あるの。

それはね。




コレよん♪

仔豚の丸焼き。顔までちゃーーんと登場です。目の上には眉毛まで発見！

（気分悪くなった方、ごめんなさい）

生後何ヶ月か、たぶん決まりがあると思うんだけど

マイアレット（maialetto）という名でね

本格的なものは、丸ごと串刺しにして

ぐるぐる回しながら、炭火で焼くの。

そんなカマドは、旅行者の泊まる

レジデンスにはないから、レストランで食べることにしました。

でもね、ちゃんとスーパーには

ぶつ切りで生肉が売られているのだよ・・・。焼いてみたい・・♪


で、レストラン名は

「イル　ノード（il Nodo）」と言って

ヨットや船乗りが使う紐の結び方を意味するの。



このレストランでも、

大作業の一品となるので

週に一回、予約制で受け付けておりました。

それも、３時間半かけて焼くそうなので

午前中には予約を入れないといけません。



このレストランでまず出てきたのが

自家製のサラミ。



ここのご主人が、作っている、無添加のサラミ。

すっごく美味しくて、しょっぱくなくて

思わず帰りに、少し譲ってもらってきました。

サラミの後ろにあるうすーーーいパンみたいなものは

サルデーニャ島で食べられているパン。

「カルタ　ダ　ムージカ（carta da musica)」という名で

五線紙という意味。音楽のね。とにかく薄くてパリパリなの。

続いて、またまたご主人が作っている自家製の

サーモンのマリネ。



スモークサーモンと言っていたけど

ほとんど生に近い状態で、とっても脂ものってて美味！

切り方が日本の焼き鮭風な切り身で、思わずほのぼの。

続いては定番のからすみ（ボッタルガ）のパスタ。

と、アラビアータです。





どちらもシンプルながら、

素材の味をふんだんに生かしていて、もう！おかわりしたいくらい。

で、最後に、先ほど登場した仔豚ちゃんを

すっかりたっぷり、ペロリといただきました。

この仔豚ね、皮がパリパリしててすっごく美味しいの。

肉はね、想像以上に脂っぽくなくて

鶏肉のよう。でも、パリパリに焼いた皮と

身の間にあるコラーゲンの素のような

ぷにゅぷにゅしたものが、すっごく美味しくてね。

手で、ガツガツぱくつきました。はい。

サルデーニャ島にいったら、絶対仔豚が食べられるところを

探して食べてみてください。損はさせません！

食後には、やはりサルデーニャ島のお菓子として有名な

「セバダス（sebadas)」。パイ生地のようなものに

ペコリーノチーズを詰めて揚げて、はちみつをかけたもの。



これは家庭でも簡単に作れるものだそうです。



それと、食後酒にはミルトが欠かせません。



一瓶、ぽんとテーブルに置かれて

「飲み放題だから、どうぞ」って・・・・・

私たちのテーブルをナメるなよーっと

おもいっきり飲みました。ご馳走様でした。

実は、ここのレストランは、散歩している途中にみつけて

何気なく入って、話し込みながら気に入って、予約をしたのだけれど

なーーんと、日本人のかわいい女性がおりました。

自家製のサラミやサーモンを作っているパパの

息子さんのお嫁さんで、とっても可愛らしい方でした。

夏の間だけオープンしているレストランなので

夏はサルデーニャ島で働き、冬は日本へ夫婦で帰って

働いているそうです。素敵な生活に、「羨ましい・・・・」と

憧れのまなざしをたっぷり注いで、帰ってきました。

こちらのレストランに行ってみたい人は

ぜひぜひお問い合わせを！　

詳しい場所や連絡先をお伝えします！