最近、眼鏡を作りたいなあって

長いこと思ってて。

やっと重い腰を上げて

眼鏡屋さんへ行ってみた。

イタリア人って

眼鏡も素敵なファッションになっててね。

カラフルな眼鏡を

すごく上手に使いこなしているの。

髪の色や、肌に色にちゃんと合わせているのよね。

私がほしいと思ったのは

ピンクの眼鏡（レンズは透明だぞ）。

息子のクラスメートのお母さんがね

ピンクの眼鏡をしているんだけど

真っ黒に染めた髪にとてもあっててね。

黒髪の日本人にいけるのでは、って

新たな挑戦のつもりで、試してみようかと決意。


金髪や茶色の髪には

もう少し、はっきりした色が合うようで

ブルーや黄緑なんかが、流行っていたりする。

で、眼鏡屋さんで・・・・・。


私「ピンクの眼鏡を作りたいんです」

店員「お好きに、試してみてください」

・・・・と、サンプルの縁をかけまくるキアーレ・・・・


むむ・・・・・むむむむ・・・・・・

私「あの・・・コレって鼻に当たる部分になにか付けてくれます？
　　どうしても目に触るような気がして・・・」

店員「（苦笑）このプラスティックの縁には、何も付けられません。
　　　　メタルの縁だったら可能ですよ（再度・苦笑）」

ぎょえーーーーーーーー

そう、私は鼻が低すぎて

眼鏡が顔にフィットしすぎて

べったり張り付いてしまうのだ・・・・・。

たいしてない睫毛が、眼鏡のレンズにぶつかってしまうのだ・・・。

ああーーーああーーーああーーーー、ぷんっ。

そうでしょうよ、笑いなさいよ。

イタリア人はとっても鼻、高いわよね。

彫刻のような顔ばっかりだもの。


ええ、ええ、私はどっから見ても日本人顔。

鼻、低いわよ。日本人の中でも低いほうだわよ。

よーーーく解ったわよ。

くっそーーーー、こうなったら意地よ。

絶対買ってやるんだから。

プラスティックをね。

これでいいわ。これこれ。これにして！

と、色がとっても気に入った１つを手に取り

レンズ作成の依頼をする。

なんとしてでも使ってやるんだから。

おばあちゃんになっても使ってやる。

だって・・・・・・

おばあちゃんがピンクの眼鏡してたら

可愛いと思わない？なんか憧れちゃうわ。

ピンクの口紅やアイシャドーに合わせて

絶対使いこなしてやるんだから。

って、何、ムキになってんだか。眼鏡ひとつでさ・・。