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カテゴリ:家族
昔、オレが子供の時か、
父親から聞いた話。 父と母が結婚して、オレが生まれていて、 オレは赤ちゃんだった頃、 というと多分昭和40年前後か。 まだ弟は生まれていない。 3人で確か伊豆に行ったらしい。 車はスバルの360?(当時360ccだったんだな) そこで多分景色が良かったんだと思うが、 どこかで車を停めてちょっと車から離れたらしい、 父と母が。 その時車のサイドブレーキをかけたつもりがかかってなくて、 そしてニュートラルになっていたのか、 車が下り坂を少しずつ動いていったそうだ(もしくは上り坂をバックで下がってしまったか)。 その車には赤ん坊のオレが乗っていて、 そしてその車の動いて行く方向が崖だったとか(そんな所だから景色が良かったのか)。 父親と母親は当然びっくりして車を追いかけた。 ただし父は足の不自由な人なので(アクセル、ブレーキ操作は手で行うように改造されていたと思う)、走れず、 母親は走ったのかもしれないが、そもそも運転はできないし、 そんなおそらくパニック状態の中で、 車は(何が理由だったか忘れたが)なぜかとにかく崖の前で止まってくれたとか。 どこの家族にもそういうエピソードはあるのかもしれないな。 時にはそれが本当の悲劇になる時もあるのだろう。 だが幸いそれは悲劇にならなかったというか助かった。 父と母はその時を思い出して、 あの時はあせったという話をして笑った。 そりゃあせるだろうな。 オレも知らぬが幸いというか。 人のことは言えないけど、 いろんな意味で不器用な両親だが、 きっと一生懸命、あるいは必死に、 オレや弟を育ててくれたんだろうな。 今日、カミさんと横浜の病院に行って、 ちょっとは話せたけどほとんどは寝ていた、 母親の顔を見ながら、 なぜかそんな昔のことを急に思い出した・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018年08月26日 23時06分09秒
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