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新・長老日記

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2018年08月26日
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カテゴリ:家族
昔、オレが子供の時か、

父親から聞いた話。


父と母が結婚して、オレが生まれていて、

オレは赤ちゃんだった頃、

というと多分昭和40年前後か。

まだ弟は生まれていない。


3人で確か伊豆に行ったらしい。

車はスバルの360?(当時360ccだったんだな)


そこで多分景色が良かったんだと思うが、

どこかで車を停めてちょっと車から離れたらしい、

父と母が。


その時車のサイドブレーキをかけたつもりがかかってなくて、

そしてニュートラルになっていたのか、

車が下り坂を少しずつ動いていったそうだ(もしくは上り坂をバックで下がってしまったか)。


その車には赤ん坊のオレが乗っていて、

そしてその車の動いて行く方向が崖だったとか(そんな所だから景色が良かったのか)。


父親と母親は当然びっくりして車を追いかけた。

ただし父は足の不自由な人なので(アクセル、ブレーキ操作は手で行うように改造されていたと思う)、走れず、

母親は走ったのかもしれないが、そもそも運転はできないし、

そんなおそらくパニック状態の中で、

車は(何が理由だったか忘れたが)なぜかとにかく崖の前で止まってくれたとか。


どこの家族にもそういうエピソードはあるのかもしれないな。

時にはそれが本当の悲劇になる時もあるのだろう。


だが幸いそれは悲劇にならなかったというか助かった。


父と母はその時を思い出して、

あの時はあせったという話をして笑った。

そりゃあせるだろうな。

オレも知らぬが幸いというか。


人のことは言えないけど、

いろんな意味で不器用な両親だが、

きっと一生懸命、あるいは必死に、

オレや弟を育ててくれたんだろうな。


今日、カミさんと横浜の病院に行って、

ちょっとは話せたけどほとんどは寝ていた、

母親の顔を見ながら、

なぜかそんな昔のことを急に思い出した・・・





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Last updated  2018年08月26日 23時06分09秒
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