新・長老日記

神奈川の施設にいる母親が一週間くらい前にコロナになり、

それは落ち着いたようだが今度は体に菌が入ったらしく、

熱が高くなり病院に移っている。


危険な状態とは聞いていないが、

ちょっと予測がつかない。


もしかしたらということも考える。

そのもしかしたら、をやたら考える自分は、

イヤなヤツだなと思うがしょうがない。


そんな時、

ふと心に浮かぶのは、

若い頃の母親の姿である。


年月が経ってしまったからか、

自分は母親とどういう話をしていたのか、

思い出せない。


どういう話というか、

どういう風に話していたのかが、

思い出せない。


ただ、

今はもうないんだけど、

昔住んでいた家、

その間取り、

それは今でもはっきりと記憶に残っている。


台所で料理を作っている母親の姿も思い出せる。


母親はもうわからなくなっているけど、

来月私は60の誕生日だ。


子供の還暦の時にいることが幸せなのか、

よくわからないけど、

長生きという意味では幸せなのかもしれない。


もう少し、

粘ってくれないかな・・・