|
カテゴリ:愛読書
仔羊の巣 116.仔羊の巣 自称ひきこもりの友人、鳥井真一が風邪で寝こんでいたある日、僕、坂木司は同僚から、同期の女性の様子がおかしいと相談を受ける。慣れない探偵役をつとめた僕が導き出した解答は…。また、木村栄三郎さんのもとで出会った男性と地下鉄の駅で見掛けた少年の悩み、そして僕自身に降りかかる悪意の連続、それらの真実を鳥井はどう解明するのか。ひきこもり探偵シリーズ第二弾。 「青空の卵」に続く第2弾の作品です。 ひきこもりで口が悪くて精神的にもろさがある鳥井が日常の小さな謎を ときながら少しずつ成長していく物語って感じかな。 そのパイプ役になっているのが主人公の坂木司。 二人はとても依存しあっていて、その関係は違うと否定しながらも どこか妖しい香りが漂っているようないないような・・・。 どちらかというと女性向けの作品かなあと思います。 この鳥井と坂木にどこまで共鳴できるかがこの作品のポイントかな。 とにかく出てくる人は傷があったり誤解はあってもみんな基本的にいい人ばかり。 疲れている時にオススメです。 こういう世界にひたってホッとするのもいいんじゃないかなあと思います。 探偵と銘打ってるけど推理小説とはちょっと違うかな。 登場人物の中で好きなのは「木村栄三郎」さん。 最近思うんだけどこういうハキハキした芯のある年配の登場人物が とっても魅力的に感じます。 こういう人がいてくれたらいいのになあっていう願望なのかもしれませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[愛読書] カテゴリの最新記事
|