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カテゴリ:愛読書
甲子園への遺言 117.甲子園への遺言 平成16年夏、1人の高校教師が膵臓癌で亡くなりました。還暦を迎えて半年足らず、まだ60歳でした。その高校教師には、特異な経歴がありました。なんと約30年にわたって、プロ野球の打撃コーチを務めたのです。渡り歩いた球団は、南海、ロッテ、ヤクルト、ダイエー、中日、オリックス、そして千葉ロッテ。野球の質が、パワーから技術へ、そして諜報戦から総合戦へ、さまざまに形状を変えていく中、彼は常にその最前線にいました。そして、7つの球団で独特の打撃理論と卓抜した洞察力を駆使して選手たちの指導をおこない、時に相談に乗り、汗と涙を共有しながら、気がつけば、のべ30人以上のタイトルホルダーを育て上げていました。しかし、その伝説の打撃コーチは、50代半ばで一念発起し、高校教師になるために通信教育で勉強を始めます。そして5年かかって教員免許を取得し、社会科教師として教壇に上がり、「甲子園」を目指しました。その人の名は、高畠導宏さんといいます。 NHKのドラマは観てないのですがこれを読んで見れば良かったと ちょっと(いやだいぶ)後悔しています。 私は小学生の頃から野球が結構好きで球場にプロ野球の試合を 観に行っていたのでもしかしたらどこかの試合で高畠さんを 観ていたことがあったのかもしれないなあなんて思いました。 指導者としても一人の人間としてもとても素晴らしい方で 志半ばで夢断たれたこととても残念に思います。 高畠さんが率いるチーム、甲子園で観たかったなあ・・・・。 本当にそう思いました。 野球に詳しくない方でも人生についてとても考えさせられることが 多いと思います。 (ただ野球を知らないと理解しにくいところはあるかもしれません) 迷っているときに読み返したい一冊だなあと思いました。 野球がお好きな方ならさらに高畠さんの偉大さが感じられる一冊だと思います。 最初自分とは対象年齢が合わない本かなあなんて思っていたけど この本はどんな年代の方にもメッセージ性があると思います。 その年代によっていろんな受けとめ方が出来る一冊でもあると思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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