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カテゴリ:愛読書
アンダーリポート 124.アンダーリポート 15年前―。駐車場に横たわる撲殺死体。第一発見者である古堀の隣室に住む男だった。事件当時4歳だった被害者の娘との再会が、古堀の古い記憶を揺さぶり始める―。 うーん、最初ミステリアスな雰囲気を出すためなのか、 名前を出さずに彼女と彼女のやりとりが出てくる場面があるんだけど 「女」とか「彼女」とかどちらを指しているのか解りにくい 表現があって読みにくいなあと思いました(私の読解力のなさかなあ・・・) 第2章までは全く訳が分からず3章から最初の章に向かって物語が進んでいきます。 過去を振り返るような形で物語が展開されていくのですが ちょっとハードボイルド風かなあ・・・・・。 主人公がちょっと自己陶酔型というか。 冷静なんだけどちょっと間抜けなところがあったり(そこを愛すべき?) 古堀の職業の設定とかあんまり必要ないかなあ(でも記録を読み返す必要性が あったからやっぱり必要なのかあ・・・) ものすごい日記魔だし・・・。 それならもっと早く日記読み返しておけば良かったのにと 思ったり、思わなかったり・・・・。 推理小説を期待して読むと失敗しますね。 これは、人の因果というか、心の駆け引きというか、心理の不思議みたいなものを 楽しむ作品なのではないかなあと思います。 佐藤正午さんの作品に慣れてない私にはちょっと難しい作品だったかな。 どちらかというと男性向きの作品だと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月06日 14時41分42秒
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