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カテゴリ:愛読書
食堂かたつむり 133.食堂かたつむり 料理の神様、お願いします--衝撃的な失恋のあと、倫子は故郷に戻り実家の離れで食堂を始める。ある噂とともに店は評判になるが。 この本、ブランチで紹介される前から私がいつも行っている本屋さんの おすすめ作品になっていてずーっと気になっていた作品です。 読んでみて思ったことは、自分が暮らしている当たり前の世界が なんてぴかぴかと輝いているんだろうかということ。 「食べる」という行為がこれほど神聖で温かくドラマチックな事だったとは。 毎日何気なく口に入れるものにも一つ一つのドラマがあり 運命に導かれ私の血となり肉になっていく(あまり肉にはなってほしくないけど) お料理を作ること、もっと一生懸命取り組もう。 主人公の倫子のようにお料理上手ではないけれど、気持ちは いっぱい込めて作りたいなって思いました。 印象的だった言葉はおばあちゃんが言っていた 「イライラしたり悲しい気持ちで作ったりしたお料理は、 必ず味や盛り付けに現れますからね。 食事を作る時は、必ずいいことを想像して、明るく穏やかな 気持ちで台所に立つのよ」 という言葉。 私もこれから台所に立つときはいつもこの気持ちを忘れないように しようと思いました。 真新しさはないけれどとっても心が温かくなる物語でした。 (優香さんも言ってましたが私も少し泣いてしまいました(^^ゞ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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