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カテゴリ:愛読書
ウツボカズラの夢 156.ウツボカズラの夢 平凡な日常ほど悪意に満ちたものはない。わたしの願いはただひとつ幸せになること。 乃南さんの本を読むのは久しぶりです。 うーん、面白かった~。 っていうか読んだあとじわーっとうすらさむーい気持ちになりました。 ゾクゾクきましたよ~(^^ゞ 主人公の女の子は母を亡くし、父が後妻をとり、自分の居場所がなくなって 東京の親戚を頼って出てきます。 一見お金持ちで幸せそうに思っていたその親戚家族は 実は父親は不倫、娘は妊娠、息子はほとんど帰って来ずと いうばらばらな家族とは言えないような家族でした。 その中で必死で生き抜こうとする主人公。 と書くとなんかいい話っぽく感じるけど読み終わると怖い。 とりとめもない文章が続くので、起伏のある展開を望む方には つまらない作品かもしれません。 読み終わってそれでなに?って思う方もいるかもしれません。 でも女性だったらこのゾクゾクする怖さが解るかなあって思います。 男性よりも女性向きの本だなあって思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年06月26日 00時43分22秒
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