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小さな宝物

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ちびえみ。

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2008年06月27日
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カテゴリ:DVD&映画鑑賞

DVD Tokyo Real トウキョウ・リアル 完全版

こちらを観ました。
同名携帯小説の映画版です。

本は大好きですが携帯小説には多少の偏見があり
ほとんど読んだことがありません。
だって大抵は女子高生が主人公でレイプされたり
ドラッグにはまったり妊娠したり中絶したり
でも愛する人を見つけて・・・みたいな話が多いような気がして。
で、何故か作者の実体験なんですよね、どれも。
あとあの横文字がどうも苦手。

こちらの映画を観た後、原作を読んだのですが
1ページの文字数が少ないのにびっくり(^^ゞ

ちなみに原作はこちら


Tokyo real

で、ここからが映画の感想なんですが・・・。

なんてうすっぺらいんだろうって思いました。
何がって人と人とのつながりが・・・。
特に気になったのが親と主人公の関係。
プチ家出も全然気にならない。
「あなたを信じているからね」という言葉で
責任を子供を押しつけているような感じ。
裏切られたら「信じてたのに・・・」って言えば
いいだけのことですものね。
大人が本当にずるいなって思いました。

主人公はどこにでもいるような普通の高校生で
本当だったらドラッグはちょっと怖くて手を出さなかったんだけど
レイプされたのがきっかけで投げやりになっちゃうんですよね。
そこでドラッグに手を出しちゃうということが
親と子の人間関係の希薄さを感じるんですよね。
子供の変化に気がつかない親。子供に興味がない親の方が正しいかな。

原作だと友達が出てくるんだけど映画では
親友と呼べるような友達もいず、本当に孤独で
でもナオヤという恋人が出来てドラッグをやめようとするんだけど
やめられない現実がそこにはあって・・・・。
ナオヤとの心のつながりがもっと感じられたら良かったのになあって思います。

この映画を見てドラッグは怖いなって感じてもらえたらいいなあ。

私はよく解らないけどドラッグって手に入れようとすれば
簡単に入っちゃうらしいですね。
自分自身精神科でナースをしていたことがあるので
いろんな中毒の患者さんを見てきました。
たぶんどんな人もあの姿を見たらドラッグには手を出さないと思いますよ。
それくらい壮絶です。
こっちも命がけですよ、本当に。

ここからは余談。

こちらのDVD、以前モニプラさんに投稿していただいたのですが
笠木監督直々のメッセージが添えられていまして
それがとても嬉しかったです。
「うわ~!本当に自分の記事を読んで選んでいただいたんだ~」って
ちょっとドキドキしちゃいましたよ♪

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最終更新日  2008年06月27日 20時50分08秒
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