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カテゴリ:愛読書
償い 166.償い 36歳の医師・日高は子供の病死と妻の自殺で絶望し、ホームレスになった。流れ着いた郊外の街で、社会的弱者を狙った連続殺人事件が起き、日高はある刑事の依頼で「探偵」となる。やがて彼は、かつて自分が命を救った15歳の少年が犯人ではないかと疑い始めるが…。絶望を抱えて生きる二人の魂が救われることはあるのか? 少し前に話題になっていて読みたいなあと思っていた作品です。 なんか凄く面白いとか凄く惹かれるって感じではなくて じわじわ~っとくる感じですね。 ミステリーなんだけど基本は日高と少年の心の交流で そこがとても丁寧描かれている分、ラストももう少し 丁寧だったら良かったなあと思いました。 話的にはとても悲しい物語です。 泣ける・・・とは違うのですが本当に読んでいて悲しくなる作品でした。 でも面白くないという訳ではなく心地よい悲しさなんですよね。 人っていつも元気でいられる訳じゃない。 そんなの当たり前なのです。 当たり前の悲しみを悲しいを思えるのは実はとても健全な 事なのですよね・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年07月02日 23時21分52秒
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