|
カテゴリ:愛読書
猫鳴り 170.猫鳴り 宿した命を喪った夫婦。闇にとらわれた少年。愛猫の最期を見守る老人。ままならぬ人生の途に「奇跡」は訪れた。 猫のお話なのかなと思って何気にとって読んでみることにしたこの本。 とてもリアルで、切なくて、空しくて、怖くて、優しくて いろんな感情が交じり合いながら静かに進んでいく物語。 1章~3章までそれぞれが独立した物語になっていて 全然違うお話のようにも感じます。 でも、なんだろう、共通のやるせなさというか 受け入れなければならない現実と向き合うことを 一匹の猫が教えてくれる・・・そんな物語になっています。 最後は少し泣いてしまいました。 上手く言葉では表現できないのですが 本当に読んで良かったなと思える一冊でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[愛読書] カテゴリの最新記事
|