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カテゴリ:愛読書
遊郭のはなし 174.遊郭のはなし 吉原遊郭「百燈楼」で語られる七不思議。「八幡の鏡」「鼠の道中」「遣手猫」…中でも一番恐ろしいのは、拾えば命がないという「赤い櫛」。噂を聞いた怪談好きの若旦那が、妓夫に誘われるままに入った妓楼の中で、芸者やら太鼓持ちや遣手婆らの怪談を聞いてゆくうち…。 今の季節にぴったりの(?)怪談ものです。 吉原遊郭が舞台になっているのでそちらの方面に多少知識がないと 少し読みにくいかなあと思いました。 おどろおどろしさが何とも言えず帯の「岩井志摩子、賞賛」の文字に 妙に納得してしまう私です。 物語は遊郭を抜け出してきた女中の話から始まります。 そして怪談好きの若だんながその遊郭に足を運び、いろいろな 怪談話を聞いていくのですが・・・・。 人の怨念というものは恐ろしいものです。 特に吉原は特殊な場所なのでなおさらに・・・。 こういう話は本当に当時あったのかもしれないなあと思うようなお話でした。 ただ怖さという点ではそれほど怖くないかなあ。 怪談って感じはとても伝わってくるんだけど・・。 でも映像化したらいくらでも怖く出来るかもしれないなあ・・・とも思いますが。 最後のシーンなんかは特に・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年07月10日 09時00分23秒
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