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カテゴリ:愛読書
本格ミステリ(08) 179.本格ミステリ 小説(はだしの親父(黒田研二)/ギリシャ羊の秘密(法月綸太郎)/殺人現場では靴をお脱ぎください(東川篤哉)/ウォール・ウィスパー(柄刀一)/霧の巨塔(霞流一)/奇偶論(北森鴻)/身内に不幸がありまして(米澤穂信)/四枚のカード(乾くるみ)/見えないダイイングメッセージ(北山猛邦))/評論 自生する知と自壊する謎―森博嗣論/解説 本格ミステリ08/二〇〇七年本格ミステリ作家クラブ活動報告 本格ミステリ作家クラブさん編集によるミステリーの短編集。 しばらくミステリーから離れていたせいか、今ものすごく ミステリーに飢えてる感じで(^^ゞ、ミステリー作品が しばらく続くと思います。 こちらの作品集も面白かったです。 さすが、という作家さんが集まってますものね♪ とはいえ、読んだことがあるのは米澤穂信さんと乾くるみさんだけなんだけど(^^ゞ 私が一番面白かったのは一番最初の「はだしの親父」 ミステリーなのに重松清さんのような家族愛も描かれていて 何とも良い作品です。 黒田研二さん、これから他の作品も読みますよ~。 「ギリシャ羊の秘密」は謎解きがなるほど~と面白かったです。 「殺人現場では靴をお脱ぎください」もとても楽しめる作品でした。 お金持ちの刑事さんって面白いですね。 執事の謎解きというのも素敵でした♪ 「ウォール・ウィスパー」も面白かったです。 過去の記憶を辿って推理していくものなんだけど視覚に 関するトリックものってあまり読んだことがなかったので新鮮でした。 「霧の巨塔」も視覚のトリックがあります。 こちらは驚きのトリック(というか勘違い?) びっくりしました。 「奇遇論」は民俗学をテーマに日常のミステリを解いていく作品で とても面白かったです。北森さんの別の作品も読んでみたくなりました。 「身内が不幸になりまして」はさすが米澤穂信さんって感じの作品。 青春劇にとびっきりの毒があるって感じかな。 「四枚のカード」は大学で起きた殺人事件でカードが謎解きの鍵になります。 ちょっと難しかったです(^^ゞ 「見えないダイイングメッセージ」はトリックそのものよりも とても気弱で引きこもりな名探偵音野さんに興味津々。 このシリーズも面白そうです。 そして小説ではないのですが森博嗣論も面白かったです。 一読者ですから、判断は面白いか、面白くないかくらいしかない私ですが こういうのを読むとなるほどなあと思いますね。 とっても楽しめた一冊でした♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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