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カテゴリ:愛読書
荒野 190.荒野 恋愛小説家の父をもつ山野内荒野。ようやく恋のしっぽをつかまえた。人がやってきては去っていき、またやってくる鎌倉の家。うつろい行く季節の中で、少女は大人になっていく。 読み始めてすぐに思い出したことがあります。 それは初めてセーラー服に袖を通したときのこと。 まだ成長するかもしれないからとすこし大きめのまっさらなセーラー服を 着てるというよりは着られているようなあの感覚。 セーラーのホックのぶちぶちぶちって外れる音。 一気に13歳に戻ってしまいました。 ああ~とても懐かしい。 少女から大人になるその中間の誰しもが通る得体の知れない時期。 通り過ぎた人は懐かしく、渦中の人は生々しく、 これからの人はドキドキしながら、楽しめる一冊かな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年07月25日 13時01分46秒
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