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小さな宝物

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ちびえみ。

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2008年07月25日
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カテゴリ:愛読書

荒野

190.荒野

恋愛小説家の父をもつ山野内荒野。ようやく恋のしっぽをつかまえた。人がやってきては去っていき、またやってくる鎌倉の家。うつろい行く季節の中で、少女は大人になっていく。

読み始めてすぐに思い出したことがあります。
それは初めてセーラー服に袖を通したときのこと。
まだ成長するかもしれないからとすこし大きめのまっさらなセーラー服を
着てるというよりは着られているようなあの感覚。
セーラーのホックのぶちぶちぶちって外れる音。
一気に13歳に戻ってしまいました。
ああ~とても懐かしい。
少女から大人になるその中間の誰しもが通る得体の知れない時期。
通り過ぎた人は懐かしく、渦中の人は生々しく、
これからの人はドキドキしながら、楽しめる一冊かな。







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最終更新日  2008年07月25日 13時01分46秒
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