|
カテゴリ:愛読書
クライマーズ・ハイ 198.クライマーズ・ハイ 北関東新聞の古参記者、悠木和雅は、同僚の元クライマー、安西に誘われ、谷川岳に屹立する衝立岩に挑む予定だったが、出発日の夜、御巣鷹山で墜落事故が発生し、約束を果たせなくなる。一人で出発したはずの安西もまた、山とは無関係の歓楽街で倒れ、意識が戻らない。「下りるために登るんさ」という謎の言葉を残したまま―。未曾有の巨大事故。社内の確執。親子関係の苦悩…。事故の全権デスクを命じられた悠木は、二つの「魔の山」の狭間でじりじりと追い詰められていく。 社会派ハードボイルドっていうのかな? 男の浪漫というか・・・・。 男性向けの作品だと思います。 特に息子さんのいる方や日々、職場で闘っている年代の方向けかな。 横山さんの作品を読むのは3作目になるのですが どうも・・・私には合わないようです。 面白くない訳ではないのですが、押し寄せる感動もないというか・・。 この作品は内容てんこもりでいろんな主題があり 読む人によってその重要性が変ってくるのかなあと思います。 横山さん自身が記者の経験があるということなのですが この本の中のやりとりは現実的というよりは、こうだったらいいのにと いう憧れが含まれているような気もしたりしました。 新聞記者の苦労や苦悩というものは十分に描かれていたとは思うのですが。 あと山に登る部分がどうも感情移入出来ないのが残念でした。 臨場感があまり感じられないというか・・・・。 何か不完全燃焼になってしまった作品でした。 ただ主人公はとても人間臭くて共感は持てました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年08月03日 13時39分10秒
コメント(0) | コメントを書く
[愛読書] カテゴリの最新記事
|