|
カテゴリ:愛読書
首無の如き祟るもの 200.首無の如き祟るもの 奥多摩に代々続く秘守家の「婚舎の集い」。二十三歳になった当主の長男・長寿郎が、三人の花嫁候補のなかからひとりを選ぶ儀式である。その儀式の最中、候補のひとりが首無し死体で発見された。犯人は現場から消えた長寿郎なのか?しかし逃げた形跡はどこにも見つからない。一族の跡目争いもからんで混乱が続くなか、そこへ第二、第三の犠牲者が、いずれも首無し死体で見つかる。古く伝わる淡首様の祟りなのか、それとも十年前に井戸に打ち棄てられて死んでいた長寿郎の双子の妹の怨念なのか―。 三津田さんの作品を読むといつも思うのですが前置きを読むのに ものすごく時間がかかっちゃうんですよね。 決して読みにくい文体ではないのにページが進まない。 人物の名前が似ていたりする場合が多いせいもあるんだけど 前半はどうも流れが悪い。 ところがそこを耐えると後半はものすごく加速度がついて 面白くなってくるんですよね。 謎解きの部分は特に2転3転して、で結局誰が犯人なの?と もうそわそわして先を読まずにはいられなくなります。 ということで何か癖になって読んでしまうんですよね~。 今回は首無の話ではあるけれどいつもよりホラー色は弱いかな。 でも夏が似合う本だと思いました。 今回は自分の推理がほぼ当ってて満足、満足♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年08月06日 09時54分30秒
コメント(0) | コメントを書く
[愛読書] カテゴリの最新記事
|