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カテゴリ:愛読書
サウスポイント 211.サウスポイント かつて初恋の少年に送った手紙の一節が、ハワイアンの調べに乗って耳に届いた。「ひとの人生を縫い上げる」キルト作家となった私は、その歌い手とともに、空と海と大地が接するハワイ島最南端の地「サウスポイント」を訪ねるが…。 とっても素敵な物語でした。 心の奥にじわじわ~っと染みこんできて、溜っていたドロドロしたものを 溶かしてくれるようなそんな作品でした。 かなり気に入りました。 よしもとばななさんの作品を初めて読んだのはまだ10代の頃。 あの頃はこんな恋をしたいと思って読んでいたのが 今は何となく、「あ~解るなあ」って想いながら読むことが多くなったような気がします。 この作品は「ハチ公の最後の恋人」のその後みたいな感じで描かれていますが 読んでなくても十分楽しめる作品です。 「ハチ公の最後の恋人」は実家の本棚にあるんですよね~。 読み返したくなりました。 この本の中で特に印象に残ったところ 「また明日。」 生きている人たちだけのあいさつ。とっても贅沢なその挨拶を交わして。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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