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カテゴリ:愛読書
こうふくみどりの 213.こうふくみどりの お前んち、いっつもええ匂いするのう。おばあちゃん、夫(おじいちゃん)失踪中。お母さん、妻子ある男性を愛し、緑を出産。藍ちゃん、バツイチ(予定)、子持ち。好きになったら年齢問わず。桃ちゃん、4歳なのに、まだおっぱい吸いに来る。辰巳緑、14歳、女未満。初恋まであともう少し。 こうふくあかのとタイトルは対になってるけどどこかつながっていて 全くつながっていないお話になってます。 また西さんの本を読んでちょっと泣けてしまいました。 この「こうふくみどりの」にはもう女がぎゅーっと詰まってる。 女の綺麗な部分、汚い部分、ずるい部分、強い部分、かっこいい部分。 どこを読んでも女の物語です。 みどりちゃんの初恋のいい話なのかと思ったら、もっともっとドロドロしてて 出てくる女性全てが主人公の物語。 また母性についてもとても考えさせられる話になってます。 子供がいる人も子供がいない人も子供がほしいと思っていて出来ない人も それぞれに何かを感じ取ることが出来る一冊だと思います。 読んで良かったなあ・・・・。 ちょっと話が入り組んでて気持ちミステリーチックになってるので それを読みにくいと感じる人もいるかもしれないけど じょじょに明かされていく女の秘密の部分が私にはゾクゾクして良かったです。 考えてみると女の執念ってすごく怖かったりするのに 西さんの文章で読むとなんかそれすらも暖かく潔く美しく感じてしまいますね。 それにしてもアントニオ猪木って凄いなあ。 最初アントニオ猪木って書こうとしたらあんときの猪木って書いちゃった(^^ゞ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年08月25日 18時41分45秒
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