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カテゴリ:愛読書
窓の魚 218.窓の魚 秋のある日、二組のカップルが山の温泉へ向かう。一緒にいるのに遠い四人にまとわりつく、猫の鳴き声と不穏な影。裸になっても笑いあっていても、決して交わらない想い。男の子のようなナツ、つるりとした肌のアキオ。明るく派手なハルナ、ぶっきらぼうなトウヤマ。大人になりきれない恋人たちの旅の一夜を美しく残酷に描いた長編。 最近読んだ西さんの本の中ではこれは私にはちょっと合わなかったかな(^^ゞ 二組のカップル、4人のそれぞれからの視点と、その間に挟まれるある事件。 この長さのストーリーにはちょっと盛りだくさん過ぎるかなって気がしました。 事件の部分も4人の思いもどれも中途半端な印象を受けてしまって。 その部分は想像力で補って・・・ということだとは思うんだけど なんとなーく、この本全体から伝わってくるじめじめした感じが私は苦手でした。 それにしてもこの4人。心がバラバラ・・・・。 友達でも恋人でもないような・・・(一応二組のカップルなんだけど) それぞれが別々の思いを胸に抱いて誰も本心を語ってない。 イマドキのカップルって気もしないでもないけれど・・・。 そんな関係が薄ら寒いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年08月31日 14時19分21秒
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