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カテゴリ:愛読書
犯意 276.犯意 マスコミは報じない犯人の心理に至るまで、ミステリーの名手がこの上なくリアルに描く12の短編小説。じっくり読んで事件を追体験した後は、熟達の法律家が裁判のポイントをわかりやすく解説する。証拠は十分?過去の判例はどうなってる?裁判員制度に備える最強のコラボレーション。 新しい試みが面白かったです。 まず乃南さんの秀逸な短編小説があり、その後でその人たちが どんな罪に裁かれるのかということが細かく書いてあります。 小説を読むとどうしても感情的にいろいろ思うことがあるけれど 法律で裁くというのは感情的なことを抜きにしてその罪と 向き合うことが必要なんだなあって思いました。 なかなかそういう風には割り切れないかも・・・。 やっぱり裁判員って難しいなって思いました。 事件にはいろいろな側面があってどうしても何故そういう罪をおかして しまったのかとかそこにいたる経緯の方に目を向けてしまいがち。 事実を的確に判断してその罪の重さを決めるのはやはり プロの方におまかせするべきではないのかなあという思いもあります。 裁判員に備えての本だと思うのですがいろいろ勉強になる分 自分の知識のなさにますます自信をなくします(^^ゞ でも乃南さんの小説はよかった。 それだけでも十分に楽しめます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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