|
カテゴリ:愛読書
性犯罪被害にあうということ 281.性犯罪被害にあうということ 2000年8月31日、性犯罪被害にあった。生まれてから24年間、住み慣れた街で。その日から変わってしまった身体・考え方やものの見方、家族や恋人・友人との関係…。被害者にしか語れないリアリティー。 性犯罪被害にあうということ。 性犯罪被害にあっているのは圧倒的に女性が多いと思います。 そして多くの女性がそのことから身を隠し、自分が悪いわけではないのに 自分を責め、苦しんでいます。 男性はどんな風に思っているのか解らないけれど 女性にとって性犯罪にあうということは命を奪われはしなくとも 心がずたずたに切り裂かれてしまうのです。 いつも思うのですが刑が軽すぎる。 再犯も多いですよね。 もっと何か対策はないのでしょうか。 それに私がもしも被害に遭ったらって考えるとやっぱり 泣き寝入りしてしまうかもしれない。 犯人が捕まったとして闘えるだろうか。 周りの人からどんな目で見られるだろう。 なぐさめの目?好奇の目?それに耐えられるだろうか。 そう思うと誰にも辛い気持ちを言えなくなってしまいそうな気がする。 著者の小林美佳さんは、性犯罪にあうということを淡々と綴っています。 そこにはまさに「現実」があります。 彼女が直面している「現実」。 読んでいて彼女の痛みや苦しみは到底私が理解出来るものではないと思いました。 「解る」なんて簡単には言えない・・・・。 想像するだけで恐ろしくて震えてしまうもの。 性犯罪被害に遭った女性が心を取り戻すサポートがもっと あったらいいのにって思います。 警察での対応も読んでいて悲しかった。 被害者の立場に立ったケアが出来る体制を整えて欲しいです。 カウンセリングする側の人材もまだまだ足りないと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年11月10日 17時39分50秒
コメント(0) | コメントを書く
[愛読書] カテゴリの最新記事
|