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カテゴリ:愛読書
黒十字サナトリウム 302.黒十字サナトリウム 黒十字サナトリウムは患者様の性別、年齢、人種、また資産や社会的地位など一切を問いません。けれども一つだけ共通点がございます。此処にいる方は、どなたも御自分を吸血鬼のたぐい、異形の存在だと思い込んでいらっしゃるのでした…。ある朝、目が覚めて自分が狂っていることに気づいた梶原章吾教授は、知人の医師を殺害し、北へ向かった。結核患者である凪雲龍司は美貌の伯爵夫人に魅せられ、眠りとは違う圧倒的な底へと沈みこんだ。ミシィカとレイナ、双子の兄妹は易出血症と虐待に悩み、母と主治医を殺害。その家はいつしか『吸血鬼屋敷』と呼ばれるようになった。そんな彼らが集う、黒十字サナトリウム。復活祭の日、何かが起こる―。 吸血鬼の小説ってあまり読んだことがないのですが面白かったです。 とっても美しいです。吸血鬼も文章も。 特に一~五までが私は好きでした。 物語の構成もとても上手いなあと思いました。 心地よい文章です。それ故、数箇所の誤植がとても惜しく感じられます。 全てが完璧であってほしかったなあと・・・。 物語には関係のないことなのですが・・・。 私的にはこれぞ吸血鬼小説だよなあという印象を受けました。 じっくり堪能出来る一冊です。 吸血鬼小説がお好きな方は是非♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年12月03日 00時27分29秒
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