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カテゴリ:愛読書
いやしい鳥 305.いやしい鳥 鳥に変身した男をめぐる惨劇を描いた文學界新人賞受賞作「いやしい鳥」、絶滅したはずの恐竜に母親を飲み込まれた女性の内面へ踏み込んだ「溶けない」、愛とヴァイオレンスが奇妙に同居する「胡蝶蘭」の三作を収録。 3編の短編集です。 表題作の「いやしい鳥」は鳥を食べた男が鳥に変身してしまうという怖い話。 どこまでが現実でどこからが非現実なのかどこか曖昧で、背中がぞくぞくする文章です。 想像力がかきたてられますね~。 考えれば考えるほど怖くなっていくかも・・・・。 「溶けない」も恐竜に母親を飲み込まれたと思っている女性の話。 この作品も何が狂っていて何が正常なのか解らなくなる怖さがあります。 最後の「胡蝶蘭」は怖さなの中にユーモアのある面白い作品になってます。 怖がりな方や猫好きな方には向かない描写もあるけれど 個性的な物語で文章も読みやすかったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年12月04日 15時47分44秒
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