|
カテゴリ:愛読書
321.冬の喝采 北海道で走り始めた一人の少年は、一般学生として早大に入学し、2年生になる直前、準部員として競走部に入った。それは30年の時を超えた宿命のなせる業だった。早稲田大学競走部員として2年連続箱根駅伝出場!自伝的長編小説。 小説というよりは自叙伝というほうが正しいかなと思います。 中学生から指導者もつかないまま、走ることに魅了されていった主人公。 高校生の時にケガをし、一般入試で早稲田に現役合格。 同好会で走りながら、円谷幸吉選手の手術もしたことがあるというドクターに 出逢い、ケガを克服。 その後早稲田の競走部に入り、箱根を目指すようになります。 箱根を目指すのはずーっとあとでそれまでの主人公の走る事への思いや 生い立ちなどが細かく描かれています。 どうして走ることに魅了されたのか・・・・。 それは最後の方になって真相が明らかになります(別にミステリーではありません) 事実は小説より奇なりというけれど、本当だなあと思いました。 そして何かをやり遂げた人はやはり強いなあと。 駅伝でたすきをつなぐような強い精神力がある人は、何事にも 同様に打ち込めるのだなあと思いました。 余談ですが著者が北海道出身だったので、北海道の大会の場面は とても思い浮かべやすかったです。 自分が住んでる街も出てきて親近感を覚えました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年12月23日 22時21分50秒
コメント(0) | コメントを書く
[愛読書] カテゴリの最新記事
|