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小さな宝物

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ちびえみ。

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2008年12月23日
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カテゴリ:愛読書


321.冬の喝采

北海道で走り始めた一人の少年は、一般学生として早大に入学し、2年生になる直前、準部員として競走部に入った。それは30年の時を超えた宿命のなせる業だった。早稲田大学競走部員として2年連続箱根駅伝出場!自伝的長編小説。

小説というよりは自叙伝というほうが正しいかなと思います。
中学生から指導者もつかないまま、走ることに魅了されていった主人公。
高校生の時にケガをし、一般入試で早稲田に現役合格。
同好会で走りながら、円谷幸吉選手の手術もしたことがあるというドクターに
出逢い、ケガを克服。
その後早稲田の競走部に入り、箱根を目指すようになります。
箱根を目指すのはずーっとあとでそれまでの主人公の走る事への思いや
生い立ちなどが細かく描かれています。
どうして走ることに魅了されたのか・・・・。
それは最後の方になって真相が明らかになります(別にミステリーではありません)
事実は小説より奇なりというけれど、本当だなあと思いました。

そして何かをやり遂げた人はやはり強いなあと。
駅伝でたすきをつなぐような強い精神力がある人は、何事にも
同様に打ち込めるのだなあと思いました。

余談ですが著者が北海道出身だったので、北海道の大会の場面は
とても思い浮かべやすかったです。
自分が住んでる街も出てきて親近感を覚えました。








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最終更新日  2008年12月23日 22時21分50秒
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