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カテゴリ:愛読書
草祭 322.草祭 団地の奥から用水路をたどると、そこは見たこともない野原だった。「美奥」の町のどこかでは、異界への扉がひっそりと開く―。消えたクラスメイトを探す雄也、衝撃的な過去から逃げる加奈江…異界に触れた人びとの記憶に、奇蹟の物語が刻まれる。 今回は「美奥」というどこかにありそうな場所が舞台。 そこはとても不思議な場所で、その不思議にすーっと入り込めていくから不思議。 恒川さんの作品はホラーという分類にいれるには、優しくて美しすぎるなあと いう気がします。 そして何故か日本の古き良き時代に思いをはせてしまうのですよね。 自分が日本人だなあってふと感じたりすることもあり。 どこか懐かしくて優しい風景が見えるんです。 今回もとっても引き込まれました。 5作品収められていますが私は「くさのゆめがたり」が一番好きでした。 幻想的で少し怖くてでも引き込まれてしまう恒川ワールド。 今回も堪能させていただきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年12月25日 13時06分47秒
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