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カテゴリ:愛読書
骸の爪 326.骸の爪 ホラー作家の道尾は、取材のために滋賀県山中にある仏像の工房・瑞祥房を訪ねる。彼がその夜見たのは、口を開けて笑う千手観音と、闇の中で頭から血を流す仏像。しかも翌日には、仏師の一人が消えていた。道尾は、霊現象探求家の友人・真備と、真備の助手・凛との三人で瑞祥房を再訪。数日後、さらに仏師が一人、工房の天井に血痕を残して消える。「二人はもう生きていない」と呟く先代房主。工房の誰もが口を閉ざす、二十年前の事件とは?それは呪われた仏像と、どんな関係が。 『背の眼』で登場した作家の道尾さんと友人で霊現象を研究している真備さんと その助手で真備さんの亡くなった奥さんの妹の凜さん。 3人が仏像の工房、瑞祥房で起きた不可解な謎を解いていきます。 仏像の謎と、仏師の失踪、そして20年前の事件が絡み合って いろいろな伏線が最後にはきれいに絡め取られていきます。 とても正統派で本格的なミステリーという感じがしました。 前回よりホラー色は弱いかなあと思います。 その分話がすっきりしてうまくまとまっているかなと思いました。 何となく真備さんの今後が気になります。 幽霊でもいいから奥さんに会いたいなんて。。。 そんな風に思われていたいなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年12月29日 16時53分42秒
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