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カテゴリ:愛読書
20世紀の幽霊たち 1.20世紀の幽霊たち 奇妙な噂がささやかれる映画館があった。隣に座ったのは、体をのけぞらせ、ぎょろりと目を剥いて血まみれになった“あの女”だった。四年前『オズの魔法使い』上映中に一九歳の少女を襲った出来事とは!?(『二十世紀の幽霊』)そのほか、ある朝突然昆虫に変身する男を描く『蝗の歌をきくがよい』、段ボールでつくられた精密な要塞に迷い込まされる怪異を描く『自発的入院』など… 本当は今年の1冊目は三浦しをんさんの『風が強く吹いている』なんだけど 再読なので2冊目のこちらを1冊目とします。 翻訳もの、あまり読まないんだけど、興味があったのでチャレンジ。 ホラーというよりは、幻想的な作品が多かったです。 お気に入りは表題作と『ポップ・アート』 読み慣れていない私でもスムーズに物語の世界に入っていけました。 解説で恒川光太郎さんと比較されていて(ということからも解るように アメリカ版不思議な話って感じなのです)なるほどと思いました。 漂ってる雰囲気なんかは近いものがあるのかなあ・・・。 でも恒川さんの場合はあの何とも言えない日本的な雰囲気が良いのでね・・・。 一緒にするとあれなのですが・・・。 処女作とは思えないほど完成度の高い作品が多いです。 完成度が高すぎてどこかで読んだような感じもしないではない作品もありますが・・・。 新しい作品を読んでるというよりは古典を楽しんでるという雰囲気があります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年01月05日 00時47分11秒
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