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カテゴリ:愛読書
無痛 36.無痛 神戸の住宅地での一家四人殺害事件。惨たらしい現場から犯人の人格障害の疑いは濃厚だった。凶器のハンマー、Sサイズの帽子、LLの靴跡他、遺留品は多かったが、警察は犯人像を絞れない。八カ月後、精神障害児童施設の十四歳の少女が自分が犯人だと告白した、が…。外見だけで症状が完璧にわかる驚異の医師・為頼が連続殺人鬼を追いつめる。 見るだけで症状が解る医師という設定はなかなか面白いなあと思いました。 私達も一番最初に習います。何はなくともまずは観察と。 それのつきつめたヴァージョンみたいな感じでなきにしもあらずかなあと。 ただ予後まで見えてしまうというのはどうかなあ・・・・。 なんかそれじゃあまりにも後ろ向き過ぎる気がしました。 タイトルからしてこれがテーマではないのよね。 とにかくドクターですからなかなか壮絶なシーンの描写がリアルです。 まるで手術の見学しているような気分に(^^ゞ グロテスクな表現が苦手な方にはおすすめ出来ない作品です。 刑法39条はとても興味のある分野ですので注目して読んでたのですが 結局どっちつかずという風になってしまってて残念。 ここにメッセージ性を強く残したほうが医療サスペンスとして 印象深い作品になったと思います。 スピードのある展開はいいんだけどちょっとご都合主義かなとも思いました。 次から次へと進んでいくのであっという間に読めてしまうんですけどね~。 なんか惜しいって感じだな・・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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