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カテゴリ:愛読書
インターセックス 44.インターセックス 生殖と移植では「神の手を持つ名医」と評判の岸川卓也院長が率いる、贅沢な施設と高度な医療を誇るサンビーチ病院。泌尿婦人科医の秋野翔子は岸川に請われてこの病院に勤務することになった。そこでは性同一性障害やインターセックスの患者たちへの性転換手術やさまざまな治療が行われていた。翔子は「人は男女である前に人間だ」と主張し、人知れず悩み、絶望の淵にいた患者達のために奔走する。やがて翔子は、彼女に理解を示す岸川の周辺に不可解な変死が続いていることに気づく…。 「エンブリオ」の続編です。 前作はこれで終わっちゃっていいの?っていうくらい岸川先生の大勝利だったわけですが そのつけがこちらにまわされている感じですね。 最初は時事問題を巧く絡めながら本当にぐいぐいとスピーディーに読ませる展開で 「インターセックス」に関しての知識や考え方なども興味が持て 「エンブリオ」よりもリアル感があって惹きつけられたんだけど 後半は前作の謎解きがメインになってしまってちょっと残念。 そして最終的に岸川先生がちょっといい人っぽくなってるのがますます残念。 岸川先生って産婦人科学会に入ってたの? いや~そりゃあ無理でしょう、あれだけのことをやってて学会から 除名されてないわけがないもの(^^ゞ そして岸川先生にはずっと己の信念を貫き通してどこまでも突っ走って 欲しかったんだけどなあ・・・・。 なんか上手くまとまっちゃったって感じでしたね~。 面白かったけど。 サンビーチ病院がこれからどうなっていくのかはちょっと気になります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年02月07日 13時53分02秒
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