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カテゴリ:愛読書
利休にたずねよ 133.利休にたずねよ おのれの美学だけで天下人・秀吉と対峙した男・千利休の鮮烈なる恋、そして死。 静謐でその中に飽くことのない美への探求を感じます。 千利休についてあまり知識がなかったのですが読んだ印象としては 謎の女性が出てくるのでかなり幻想的に仕上げられているのかなあと思ったら 史実も多いようでそのバランスがなかなか良いなあと思いました。 茶室でもてなされる菓子や飯がまた美味しそうで・・・・。 埋けられた花や香合の香りや茶の緑色を思い浮かべながら 自分も利休にもてなされているような感覚を味わいました。 静かな物語なのにとても色彩が鮮やかで鮮明な印象を受けます。 じっくりと味わうことが出来ました。 ただ一つだけ残念なのは無駄なルビが多かったこと。 無駄をとことん省くわびの世界を描いた物語なのにもったいない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年07月01日 14時00分39秒
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