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カテゴリ:愛読書
絶海 135.絶海 無人島―それはまさに「絶海の密室」である。この閉ざされた空間で四つの不可能犯罪が起こる!廃墟の島で、あり得ない状態で発見された三死体の謎。一人、そしてまた一人と殺される島で疑心暗鬼に陥っていく逃亡者たちの戦慄。無人島に幽閉された作家が重要な目撃者となった奇妙な事件。異常な殺人鬼が潜む島に取り残された少女たちが体験する極限の恐怖…。 puzzle(パズル)(恩田陸)/生存者、一名(歌野晶午)/なつこ、孤島に囚われ。(西沢保彦)/この島でいちばん高いところ(近藤史恵) 孤島がテーマのアンソロジーです。 孤島というと思い出すのはなんといってもアガサ・クリスティーのそして誰もいなくなった 最初に読んだのは中学生の時だったけどもう面白くて一気読み・・・というか もうドキドキしてかなり鮮烈な印象が残りました。 犯人も最後まで全く解らなかったし、真相を知ってまたびっくりだし・・・。 もう一つ印象に残ってるのは綾辻さんの十角館の殺人 で、今回読んだ4つのアンソロジーは孤島と言ってもいろいろな 雰囲気の孤島が出てきました。 軍艦島みたいな廃墟となった孤島や、リゾート地みたいな孤島。 本当は孤島じゃないんだけど偶然孤島になってしまった状態など。 恩田さんの作品は2/3は読んでると思うんだけど昔の作品で抜けてるものがあって こちらの中編も読んだことがありませんでした。 雰囲気はすごく恩田さんらしい感じがしたけど、トリックはかなり ぶった切りな感じかな(^^ゞ 歌野さんの作品がこの4つの中では私的には一番好みでした。 爆弾テロを起こした宗教団体のメンバーが孤島に潜んでるんだけど 次々と人がいなくなったり殺されていくという話。 やっぱり孤島ものは他に誰もいないはずなのに仲間の中に犯人がいるのでは・・と いうあのドキドキ感が私は好きなのかなあ・・・。 そして最後に生き残ったのは誰なのか・・・。 西澤さんの作品はちょっとパロディ風。 そうか・・・・こういう感じかあ・・・・。 収穫祭しか読んだことなかったんだけどなるほどなあと。 それにしても収穫祭の装丁はお見事だったなあ・・・。 近藤さんは夏休みに少女たちが事件に巻き込まれる物語。 王道な感じかなあと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年07月03日 11時17分11秒
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