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カテゴリ:愛読書
富子すきすき 137.富子すきすき 藤太の帯/堀留の家/富子すきすき/おいらの姉さん/面影ほろり/びんしけん 江戸物の短編集。 表題作「富子すきすき」は吉良上野介の妻が夫はいい人だったのに・・と 思い返す物語。 歴史の中で悪いイメージで名前の残ってる人って逆に実際は どんな人だったんだろうって想像力が湧きますよね。 好きだったのは「掘留の家」と「面影ほろり」 「掘留の家」は親からの愛情を知らずに育った主人公が 育ての親の元で妹のように思っていた娘から結婚を申し込まれる物語。 主人公の気持ちもとてもよく解るし、人の心はそう簡単には 変えられないし上手くいかないこともあるのはしょうがないなあと 現代も江戸の時代もそればかりは変わらないんだろうなと思ったお話。 どれも味わいのある物語でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年07月15日 09時35分27秒
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